卒業

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俺の家は校門を出てすぐの所にあるので、帰宅が早い 本当なら、すぐに家に入り、内定もらってた会社の入社準備をしたかったんだが…………なにやら家の様子がおかしい 家の前に家具がおかれている そして、その横には俺の親父と、オフクロが立っていた 「親父!どうしたんだ?この荷物。」 俺は親父に駆け寄り、家具を指差しながら言う 「おう、信志、いま大掃除中だ。」 「くだらない嘘つくな、実は?」 「あぁ、お前、俺が多額の借金を抱えてるの知ってるな?」 「当たり前だろ? だから俺は大学じゃなくて就職を選んだんだ。」 「あぁ、だから借金代えせなくて差し押さえられちゃった、だから今日からお前は一人で生きて。」 「は………?すまない、もう一度言って?」 「借金返せないから、差し押さえられた、これからは一人で生きてくれって言って「こんのクソ親父がーーーー!!!!」 ドロップキック 「ウボッ…………。」 「ウボッ、じゃねぇよ!! 差し押さえってなん…………いや、マジなの? 本当なの? 真実なの?」
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