見つけた‼

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あたし…このまま餓死かしら… あまりにもお腹が空いて、 力なく座り込んだ。 車に積んであった荷物は ボストンバッグ一個。 その中にあるのは 少しの着替えと… 使えないクレジットカードだけ。 「お姉さん、どうしたの?」 倒れる寸前のあたしに 突然声をかけてきたのは 軽薄そうな男だった。 身長はそう高くない。 短く切り上げた髪は 傷んでいて緑がかった茶色。 男はニコニコしながら あたしを覗き込んできた。  
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