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あたしが納得するのを
待ってる余裕はないみたい。
パパは
ほうけたあたしを担ぐと、
ママと共に裏庭へ。
裏庭には
小さな頃からお手伝いを
してくれていたトキさんが
車の前で待っていた。
声を出さないように
ママに口をふさがれてるあたし。
ま、まったく状況が読めないんですけど!?
トキさんは
涙をにじませているのか、
街灯の明かりで
キラっと目が光った。
「お元気で…」
「トキさんも、元気でね…
今までありがとう…っ」
涙ながらにそう言葉を交わす
ママとトキさん。
あたしは車に
投げるように放り込まれ、
そのまま発車した。
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