ｶﾌｪｵﾚとﾐﾙｸﾃｨｰ

ﾐﾙｸﾃｨｰは私の恋人

「待って。これ斜め向かいの新しく引っ越してきた佐藤さんにあげてきてくれない？」
と、紙袋を渡してきた。

「何これ？てか何で私が？」

「水羊羹。
佐藤さんとこの奥さん、話しだすと長くて中々帰ってこれなくなるのよ。」
水羊羹、私も食べたかった。

「なんでもぉ引っ越してきた奥さんのこと分かるの？」　

「あぁ、うちのお父さんと佐藤さんとこのご主人が同級生だったのよ。だから、さっき夫婦で挨拶にみえたの。で、明太子もらっちゃったからお礼しなきゃいけないでしょ？明太子、夜食べようね。」　

明太子、私好きなんだよね。
よし!!すぐそこだし行ってやるか。