ミルクティーは私の恋人

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冷蔵庫のミルクティーをコップに注ぎながら、 私の恋人はミルクティーじゃん。 こいつさえ居ればいいんでしょ? と自分に言い聞かす。 でも、甘いものが口を満たしながらもさっきの ゙声が好き゛ ゙ぴったりだ゛ ゛じゃね、波美 ちゃん゛ って言った彼の言葉が頭から離れない。 そんなぁ…、 まるでこれじゃぁ   ………恋したみたいじゃない。      私の頭の中は ミルクティーを含んだ口よりも、 甘さで満たされていた。       
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