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海でコロに落ちていた枝を投げてみた。
良くフリスビーなんかを投げて、即座にとりに走る犬いるよな。
でも、コロは走るには走るがキョロキョロとして困っていた。
ふっ、かわいい奴。
「ほら、コロ来い。よしよし。
お前はそれでいいんだぞ。」
首のあたりをかいてやると気持ち良さそうだ。
「僕は、このままでいいのかなぁ。コロ、どう思う?何か足りない気がしない?」
コロは、投げた枝を追いかけて行った時のように
困っていた。
コロと自分の心の中では、「俺」じゃなく「僕」でいられた。
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