75531人が本棚に入れています
本棚に追加
/636ページ
うん、その姿も小動物のようで実に可愛らしい。
眼福、眼福。
するとその子は目を丸くして驚いた。
「本当だ……。メロンパンの甘味を完全に消さずに、牛乳がさらっとメロンパンで乾いた口内を潤してくれます。口の中に程よい甘味が残るから、なんだかとっても幸せです」
ニコニコと笑いながら感想を伝えてくれる。
くはぁーー!そのコラボレーションの意味がそこまで分かれば完璧だよ!
「ああ、メロンパンと牛乳は最高のコラボだと俺は思っている」
俺の言葉に笑顔で頷き、その子は牛乳とメロンパンを交互に口に運んでいた。
美味しそうに食べる人って、見てると幸せな気持ちになるよね?
……なんて思ってる場合じゃない。
いつ先輩が戻ってきたっておかしくないんだ。
「それじゃ助かったよ!縁があればまた!」
「え、あ、はい!メロンパンと牛乳ありがとうございました」
お互いに礼をした後、急いでその場を離れる。
さて、次は何処に逃げるか……。
最初のコメントを投稿しよう!