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「ニャー。」
「にゃー。」
そこには家の前でよく寝ている猫の傍らに這いつくばってコミュニケートをしている、奇怪な編み込みの髪をした少女がいた。
勿論・・・アルファだ。
「何やってんだよ・・・。」
ため息を付き、問う。
「あ。お早う冬子君!この時代のニャンコはお行儀がいいね!」
猫に行儀なんてあるのかよ・・・突っ込みたかったが止めた。未来にはあんのかもな。
「まいいや。で、何か用か?昨日のテレビ番組なら録画してやった・・・あ、こら!」
話を最後まで聞かず、猫を抱いてアルファが家の中に入っていく。彼女を追って、俺も中に戻る。
「猫中入れんなって、痒いんだ・・・てお前・・・」
俺はぽかんと口を開けた。一瞬言葉が途切れる。
「何だよ、その恰好?」
俺がリビングに入ると、そこにはフリルの付いたエプロン姿のアルファがいた。
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