第二章・・・welcome to the haunted mansion

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不運な人生を送ったマスター・グレイシーの肖像画を見ていると、異変に気づく。       肖像画が、どんどん歳をとっているのだ。     最初は若い青年の肖像画だったのが、だんだん白髪が増え、頬がこけ、目はくぼみ………… 最後は白骨化してしまう。     そして、 どこからか不気味な声が………。           ―――扉ひとつない部屋で、身の毛もよだつ不気味な響きが館の中に広がる。 蝋燭の炎が、風もないのに揺れる。 ほら、そこにもここにも亡霊たちが………   諸君の恐れおののく姿を見て、彼らは喜びの笑みを浮かべているのだ―――
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