第十二章・・・地下室

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墓場で繰り広げられた亡霊たちの大コーラスの中を通り過ぎると、そこは屋敷の地下室である。   石畳の薄暗い地下室に目を遣っていると・・・       ―――いやぁ間に合った。この辺にはヒッチハイクの好きな亡霊が出ることを言い忘れておった。 もっとも、亡霊たちは勝手に乗り込んでしまうがな・・・   久しぶりのゴーストホストの声を聞いたかと思えば、目の前にはヒッチハイクしている三人の亡霊が立っていた。
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