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綺麗な風景に『頑張って』と
背中を押されるように作者は
進みだす
進んだ先には蛇口があった
さっきの風景から
結構近かった
しかしまだ安心出来ない
もしかしたら
水は止まっている
かもしれないのだ
体は水を求め蛇口に近づく
心臓がバクバクしてきた…
キュッ
ザァーーー
蛇口の栓を開く
待ってましたとばかりに
溢れ出す水はまるで
一つの生物が
踊っているかのようだった
この時だけは…
なんの疑いもなしに、
気がつけば無我夢中で
水を大量に飲んでいた
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