北西辺り

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どれだけ時間が経ったのだろう どれだけの距離を進んだのだろう   その時は時間を確認したはず なのだが     何時だったかは覚えていない まさか自分が小説を書くとは 思っていなかったからだ     例の水による 腹痛や頭痛は いつの間にか消えていた   そのかわり喉が 砂漠のようになっていた     そのせいか記憶が朦朧としていた   気付いた時には 見覚えのない村があった
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