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辺りは暗くなってきた。
サクサクサク…
木の葉の音しか聞こえない闇。
サクサクサク…
(ほんっと、何もないな。…ん?)
サクサクサク…
(アレ?)
サクサクサク…
ジャリ…
…!!
(やっぱりだ。何かいる…)
そう思った次の瞬間、草陰からウサギが。
(コウ)「なんだ… ウサギか。」
(昔もこんなんだったな。…アレ?)
人がいる。暗くて影しか見えないが確かに人がいる。
だが、コウは声をかけなかった。 コウは静かに近寄り…
ゴっ!!
コウは手に持った拳銃でその人の頭を強く叩いたのだ。
その人はその場に倒れた。
(コウ)「やっぱり…」
倒れた人は、頭に袋を被っていた。 麻袋のようなもので出来た簡素なもので、目のところにだけ穴が空いていた。 人の顔としては、目でしか確認できない。
(コウ)「…」
ついに着いた。
(コウ)「頭巾村」
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