第一章:出会い

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入学式が終わり、教室に戻ると、さっき教室に入って来た先生が黒板の前に立っていた。 「えぇ、それでは改めて、みなさんはじめまして。このクラスの担任の白崎健司(しろさきけんじ)です。」 そう言って黒板の前であいさつしている先生こそ恩師、白崎先生との出会いだ。 「なぁなぁ、あの先生の雰囲気恐くない?」 『確かに………。』 おそらく、俺達の他にもそう思った人はいると思う。 なんせ白崎先生は、がたいが良く、ボウズだったからだ。 「よしっ、それじゃあ、とりあえず一人ずつ自己紹介してもらおうかな。」 「っと、その前に俺の紹介でもするか。」 「俺の担当教科は数学だ。部活は野球部の顧問をしている。野球に興味があるやつや、経験者はぜひ入部してくれ。それと………」 ・ ・ ・ 白崎先生の自己紹介が終わり、出席番号1番の子が自己紹介が始まった。
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