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タクのおかげで次からの人達は緊張せずに落ち着いて自己紹介していた。
「………よし、次」
「ハイッ。」
隣の子の番になった
彼女はかわいらしい声の持ち主だった。
「西野真希(にしのまき)です。1年間よろしくお願いします。」
《西野……真…希かぁ。》
何故か、妙に彼女の名前が俺の頭の中を駆け巡った。
自己紹介を終えた西野真希が座り、こっちを向いた。
「お隣り同士になったのも何かも縁だし、これからヨロシクね。」
『あっ、うん。ヨロシク。』
この時の俺はものすごく緊張していた。
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