再会の誓い……駆け抜ける白き獣

26/76
前へ
/704ページ
次へ
俺の一言に言葉を詰まらせる緒原                              龍児「なっ?だから心配すんな」                              緒原に敢えて顔を向けずに優しく問い掛ける                                        緒原「……闇村君…」                                   緒原は少し黙った後、小さな、けれども先程のように震えていない声で話し掛けてきた                                    龍児「何だ?」                                      緒原「…死なないで…」                                  過去に目の前の連中に両親を殺された…また、同じ事が起こるのではないか…                                        緒原は不安で堪らなかった                                 龍児「…へっ!当たり前だろ?」                              そんな不安を掻き消すような、龍児の明るい声                                       その声は暖かく、緒原は不安が少し無くなるのを感じた
/704ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7605人が本棚に入れています
本棚に追加