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「ねぇ,俺と遊ばない?」
足早に帰ろうとした矢先にあたしの腕を掴んで笑顔で話すヤンキーっぽい男。
「ちょっと離して下さい!! 遊ぶつもりなんてありませんから。あたしもう帰るんで。」
男が掴んでいた腕を振り払おうとしたけど男の力にはかなわない。
「いいじゃん,少しぐらいさぁ。」
ニヤつきながら顔を近づけてくる男に恐怖や不安…いろんなものが混じりすぎて涙が頬を伝った。
背後から車の止まる音が聞こえた。
バンッ―
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