―産声―

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「…っ。ぃたっ。」 「もぅ我慢できなぃょっ……」 何度もぃきみたくなって 痛みに耐ぇながら ナースコールを何度も押した。 「痛みの感覚がっ… 段々近くなってきてっ…」 「じゃぁ内診してみょっか。」 陣痛の感覚が 段々と3分…2分…1分になり、 赤ちゃんの心音が聞こぇる 機械の規則的な音すら、 もぅ耳に入ってこなくなってぃた。 夜中だった事もぁり、 陣痛がなぃ間に一瞬寝て 痛みがきてまた起きる とゆぅのを何度も繰り返した。 「ょしっ。子宮口全開だね。じゃぁ分娩室に移ろぅか。」 「ぁっ…はぃっ…。」 喋るのさぇもせぃいっぱぃで 腰を押さぇ 痛みに耐ぇながら 必死に歩き陣痛室の近くの分娩室に行った。 分娩室に入った瞬間一気に緊張に襲われた。 分娩台にぁがり 横になって、 点滴をつけられ、 押し寄せてくる痛みを 堪ぇながら 痛みと共にくる 不安と緊張に必死に耐ぇた。 「はぃっ。もぅぃきんでぃぃよ!」 「んっっ。ぃたっっ。 はぃっ。分かりました…」 分娩台に乗ってから 愛する子も苦しんでぃる とゆぅ事を思ぃだし 涙を堪ぇ、一所懸命だった。 ぁなたも苦しぃんだょね。 早く逢いたぃ。 早く触れたぃ。 ぁなたに。 愛しぃ我が子。 ぁたしの唯一の“家族“に。
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