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今日も肌寒い風が吹き荒んでいた。
貴方は、毎日このラーメン屋に通っている。貴方を見る度、ドキドキする胸。
これは恋だろうか。
そんな事を考えながら、今日も、貴方と同じラーメン屋に入った。
今日は珍しく、貴方はいつもの塩ではなく、味噌を頼んだ。私も同じ味噌を頼んだ。
「味噌下さい」
貴方のその太くて低い声が大好き。貴方のその声で私の名前を呼ばれたらどれ程、嬉しいか。頭の中で一人妄想してる事は誰も知らない。ラーメンが出来上がって、食べ終わるまでは一緒にいられる。
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