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数分もしないうちに青年を捕まえた由宇。
「…痛い…何をするの…」
由宇は嫌がる青年のポケットや鞄を探り出した。
中から思った以上の品物がたくさん出てきたのだ…
「…おいっ…こんなことやっちゃいけねーて学校でならったろ?」
「…知らない…」
由宇は切れて青年の腹部を殴った。
青年はうずくまった。
やりすぎたと由宇は思ったが…
「…これ以上やるなよ」
「やりません…」
あっさりしていた…
青年はにっこり笑った。
「なに笑ってんだよ…てめぇ名前は?」
「…北野陽…だよ…」
また陽はニタっと笑った。
「俺は坂野由宇だ。お前の名前は一生忘れない…初めて殴ったからだ…」
陽は会釈し、足早に去っていった…
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