プロローグ

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親愛なるお兄ちゃんへ お兄ちゃん。元気ですか。薫です。 お兄ちゃんの家が火事になってしまってすぐの出来事に僕は戸惑っています… 僕は今泣きながら手紙を書いています。 お兄ちゃんだったら泣いている僕を抱き締めてくれるよね。 でも今はいないから辛いよ。 お兄ちゃんいないとやっぱりだめだよ… ひなたくんがお兄ちゃんはしばらく帰ってこないって…言ってた。 でも手紙は出せるからこうやって書いてます。 お兄ちゃんが帰ってくるまでお手紙をかきつづけます。 お兄ちゃんは一人じゃないよ。 優くんもひなたくんもいるよ。 愛してる。 お兄ちゃん。
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