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妄想もほどほどに、俺達はいつもの場所に向かった。
「静かだな‐、こんなところで主なんか居るのか?」
いつも通り平凡で静かな川を見て少し不安になる。
「どうだろうな‐。案外、主じゃなくて死体だったりして」
「うぇ‐!やめてくれよ~。」
冗談を言い合いつつ釣りの用意を始めた。
なんだろう‥
なんだか嫌な予感がする。
何だこの感じは‥急に鳥肌が立ってきた。怖い、この先を見たくないのに、俺は平然とした面持ちで釣りの用意を済ませている。
「よし始めようぜ! 」
あいつの威勢のいい声が聞こえてきた。
‐やめろ‐
「おう!何が釣れるだろうな?」
‐‥やめろよ‐
「わかんないけど、目指せ主!てことで、いくぞ‐」
《それ以上は駄目だ!‐‥》
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