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《ためぞう…あなたに、私のエネルギーをあげましょう。
だから…ためぞう…やり残した事をしてください…
一緒に育った、あなたへ…
私からの……最初で最後の送りものです…。》
『なにやら、ワシには、よくわからんが…くれるというもんは…もらわにゃいかんぢゃろうなぁー。
ワシの大きな木よ…ありがたく受け取ろう……』
その時だった………
ビュゥゥーー。
とても強い風邪が吹いた…
ためぞうは…目を覚ます。
(夢か…。どうやら、お迎えでは、なかったようぢゃな…。)
独りつぶやく、ためぞうは、そこに何とも不思議な、光景を見た……………。
『なっ………なっ…………
ない!!!大きな木がぁぁ!
ないぢゃないか……』
ためぞうは、目をこすり…もう一度、大きな木があるはずである場所を見る……
見る………見る…………。
やはりない……。
『ワシは、とうとうボケがきたのかのぅ………。』
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