470人が本棚に入れています
本棚に追加
「ま~た、工藤君に目がいってるわよ。」
話しかけてきたのは、小中高と一緒の、親友の葵だ。
ミライ「ちょ、アオイ声デカイよ!!
工藤君に聞こえるじゃん。」
アオイ「あっら~、何照れてるのかねぇ。
あの日、あんな大胆な事しといて。」
ミライ「もぅ。それは禁句でしょ!?」
アオイ「あれ?顔真っ赤だよ。」
葵は、しっかりしていて、頼りになるお姉さんタイプ。
ただ、ちょっと意地悪なのがたまに傷・・・;
アオイ「話しかけてみればいいじゃない。
せっかく、席が隣なんだからさ。」
ミライ「無、無理だよ!
席隣でも、話しかけずらいもん。」
アオイ「そんな事言って、他の子にとられてもいいの?」
ミライ「ウッ。ヤダ...。」
アオイ「でしょ?だから頑張りなさい!!」
ミライ「そんな事言われても・・・。」
チラッと工藤君の方を見たら、回りでキャッキャッ言っている女の子を無視して、机に顔を伏せて寝ている。
うわ。
絶対あれ機嫌悪いよ;
何で気付かないかな?
普通に気付いてあげなよ。凄い迷惑そうだよ?
キンコーン・・・
ちょうど、授業が始まるチャイムが鳴って、みんな自分の席に戻った。
最初のコメントを投稿しよう!