*人気者*

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「ま~た、工藤君に目がいってるわよ。」 話しかけてきたのは、小中高と一緒の、親友の葵だ。 ミライ「ちょ、アオイ声デカイよ!! 工藤君に聞こえるじゃん。」 アオイ「あっら~、何照れてるのかねぇ。 あの日、あんな大胆な事しといて。」 ミライ「もぅ。それは禁句でしょ!?」 アオイ「あれ?顔真っ赤だよ。」 葵は、しっかりしていて、頼りになるお姉さんタイプ。 ただ、ちょっと意地悪なのがたまに傷・・・; アオイ「話しかけてみればいいじゃない。 せっかく、席が隣なんだからさ。」 ミライ「無、無理だよ! 席隣でも、話しかけずらいもん。」 アオイ「そんな事言って、他の子にとられてもいいの?」 ミライ「ウッ。ヤダ...。」 アオイ「でしょ?だから頑張りなさい!!」 ミライ「そんな事言われても・・・。」 チラッと工藤君の方を見たら、回りでキャッキャッ言っている女の子を無視して、机に顔を伏せて寝ている。 うわ。 絶対あれ機嫌悪いよ; 何で気付かないかな? 普通に気付いてあげなよ。凄い迷惑そうだよ? キンコーン・・・ ちょうど、授業が始まるチャイムが鳴って、みんな自分の席に戻った。
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