story1

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寿美礼 「いつも洋平にお弁当作ってもらったら悪いよね‥よし♪」 気合いを入れて、いざ出陣! 寿美礼は部屋のドアを開けた。 この家の表札には 『海部』と、 『的場洋平』の2つが、 一緒にかかっている。 海部家の夫婦は親戚の葬儀後、不慮の事故で亡くなった。 残されたのは娘の寿美礼と、3歳の時に養子にもらわれた的場洋平(正確には夫婦の籍に入っていないから名字は『的場』のまま)。 その家の台所で料理をしていた洋平は、足音のする方に視線を向けた。 洋平 「あれ?寿美礼!今日は早いんだな?」
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