69人が本棚に入れています
本棚に追加
頭の回転が早い洋平は、結論は意外に早く出たようだ。
寿美礼
「えーっ!?なんで~っ?」
バカにデカい声が家全体に響いた。
洋平
「仮に料理下手なお前が作るとして、忙しい朝は特に無理だろうと思ったから。」
手元の作業をしながら、冷静に答えた。
質問をしたヤツを見ると半分涙目になっていた。
寿美礼
「う゛‥そ、そんな事無いよ!私だって、頑張れば出来る!洋平のいじわる~っ!!」
洋平は睨まれて焦り、ついに折れた。いや、仕方なしに折れてしまった。
洋平
「…‥全く‥じゃあ、始業式までの一週間、朝ご飯用意してみろよ!」
…‥っていうこと。
そんな指令した奴は始業式だというのにまだ、自分の部屋でのん気に寝ている。
最初のコメントを投稿しよう!