story1

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頭の回転が早い洋平は、結論は意外に早く出たようだ。 寿美礼 「えーっ!?なんで~っ?」 バカにデカい声が家全体に響いた。 洋平 「仮に料理下手なお前が作るとして、忙しい朝は特に無理だろうと思ったから。」 手元の作業をしながら、冷静に答えた。 質問をしたヤツを見ると半分涙目になっていた。 寿美礼 「う゛‥そ、そんな事無いよ!私だって、頑張れば出来る!洋平のいじわる~っ!!」 洋平は睨まれて焦り、ついに折れた。いや、仕方なしに折れてしまった。 洋平 「…‥全く‥じゃあ、始業式までの一週間、朝ご飯用意してみろよ!」 …‥っていうこと。 そんな指令した奴は始業式だというのにまだ、自分の部屋でのん気に寝ている。
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