~第1発:Cool Music~

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そして、朝。 「さすがホームランだ!!、ん?夢か…」 俺は目覚めた。っていうかどんな夢を見ていたんだろうか……… 「まぁいいか…」 まだ頭がホワホワしている。 「とりあえず顔でも洗うか…」 そう思い、俺はドアに向かった。 そして…ドアノブに手をかける刹那。 「朝やで~!!」 ガンッ!! 「小指がぁぁぁ……」 「あり?起きとったん?」 足の小指がドアに襲撃され、俺は倒れた。 「ノックしてから入れ…」 「ごめんね~、早くせんと遅れますえ~」 「今行く…」 凛は階段を降りていった。 痛い… 普通に痛い… 「くそ、朝から、こんなんかよ」 なんとか立ち上がり、階下へと向かう。 「おはょ~」 「おぅ」 味噌汁のいい匂いと、玉子焼きが俺を出迎え、食欲が増す。 が、昨晩の筑前煮といい玉子焼きといい、凛の作るものはスケールが違う。 どれぐらい違うか、例えるなら、目玉焼きにかけるのは醤油派?ソース派?と聞いているのに、ケチャップかな?と答える人ぐらいだ。 「なんだこの量は………」 「あちゃ~卵が無くなっちった」 そりゃそうだろ、こんだけデケェんだから。 食べやすい大きさに切り分けてあるので、つまみ食いしてみた。 くそっ、うまい。 凛はまたプリプリしてるが、気にしな~い。
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