32人が本棚に入れています
本棚に追加
「十夜……お前本気か?」
本気じゃなかったらお前らに勉強しろなんて言わん。
ヤンキー達は凍りついている。
やはりコイツらに勉強させるのは無理があったか………
「「「やるぞ~!!」」」
ヤンキー賛成。
「え?」
「十夜!!良く言ってくれた」
「どゆこと?」
「俺ら…ちょっと危機感感じてたのよ。だから、誰か勉強しないかって言ってくれるの待ってたのさ」
ナイスタイミンッ!!!
「じゃあやるか!!」
俺とヤンキー達は机に向かった。
そして、1時限目のチャイムがなった。
科目……英語
「教科書72Pの3行目を訳してください」
「ハイッ!!」
勢い良く手を挙げたヤンキー一同。
俺は一番後ろの席なので見守ることにする。
普段挙がることのない手が挙がったのを見て、教師がチョークを落とし、生徒がシャーペンを落とす。
「じ、じゃあ、竹之内君」
「よっしゃ!!」
こうして勉強は始まった。
時は流れ1時間…
授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。
最初のコメントを投稿しよう!