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屋敷の中は静かで、まるで世界中に秀政と信長しかいないかのような錯覚さえ感じてしまう程だった。
信長は片膝を立てて座り、庭を見つめている。
「秀政!
隣に座れ…」
「はい…」
「秀政はまだ13か…
ひとりでこんな所に連れて来られて寂しくは無いのか?」
「これから先…
何があるかワクワクして居ります…」
「そうか…」
信長は秀政を見て笑う。
「お前は不思議な子供だ…」
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