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茜色の空に雲が流れている。
その鮮やかな空を二人は見上げていた。
風が心地良い。
「この空の茜色は好きだ
全ての始まりの色だから…」
「全ての始まりの色…?」
信長は秀政の頭を優しく撫でながら微笑んだ。
「儂を信じて付いて来るか?」
「はい!」
信長と初めて会ったこの日の事を…
この日見た鮮やかな茜色の夕焼けを…
秀政は生涯忘れないだろう…
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