天下を獲る男

5/5
前へ
/947ページ
次へ
茜色の空に雲が流れている。       その鮮やかな空を二人は見上げていた。       風が心地良い。       「この空の茜色は好きだ   全ての始まりの色だから…」       「全ての始まりの色…?」       信長は秀政の頭を優しく撫でながら微笑んだ。           「儂を信じて付いて来るか?」       「はい!」           信長と初めて会ったこの日の事を…     この日見た鮮やかな茜色の夕焼けを…     秀政は生涯忘れないだろう…    
/947ページ

最初のコメントを投稿しよう!

855人が本棚に入れています
本棚に追加