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「生意気な!」
二人は殴り合いになってしまった。
他の小姓達は遠巻きに見ている。
秀政も勢いで殴りかかってしまったのは良いが、相手は年上で体格も良かったので、遂に馬乗りにされてしまった。
「おい!
そんな非力で私に勝てると思ったか!」
その小姓が秀政に拳を振り落とそうとした時、その小姓の後ろに“竹”が立って、いきなりその小姓を蹴り飛ばした。
「何だ!長谷川!
何をする!」
「いい加減にしろ…
お前が一番鬱陶しいわ!
前から気に入らなかった…
お前みたいな奴は
信長様の小姓として失格だ!
信長様に告げ口してやる!」
「長谷川! 貴様っ!」
「何だ!
文句あるか!」
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