登城

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秀政は幼い頃から一緒に育てられた従兄弟の直政と大変仲が良かった。       「直政!」       「何だ?秀政!」           二人は走り続けた。       走って走って…     草の上に寝転がって…     空に両手を伸ばした。           「この空もこの手で掴めそうだ!     私は全てを手に入れる事が出来るかも知れない!     早よう…信長様に会うてみたい!」       「秀政…   大丈夫か?     小姓だぞ…」         秀政はニコリと笑う。         「信長様の小姓だ…       この上もない光栄ではないか…」    
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