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信長が来た。
大きな足音…
堂々としたその姿…
信長の後ろに美しい小姓が続いて入って来た。
「竹はもう良い…
そこに刀を置いて下がれ…」
「はい!」
秀政は深々と頭を下げた。
「堀秀政でございます。
お初にお目にかかります。
この度は過分な厚遇を以て取り立てて頂き、言葉にも出来ない程感謝致しております。」
信長はいきなり秀政の顔を持ち上げて“ニヤリ”と笑う。
「噂に違わぬ美童だ!
気に入った!」
秀政は信長の迫力に負けたかのように言葉を無くし、信長の目をじっと見ている。
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