学校祭当日

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優希の後ろから、中田 桂太〈なかた けいた〉が優希に抱き付いて来た。 ‡優希‡「やめてよ!離れてよ!気持ち悪いな!」 優希は、桂太を押し離した。 ‡桂太‡「別に可愛いんだから良いしょう!優希は男なんだからセクハラは関係無いんだから!」 ‡優希‡「イヤー!来るな!」 桂太がニヤニヤ笑みをしたから、優希が怖くなって後ろ歩きで行く様に1歩ずつゆっくり歩いて行く。 ‡桂太‡「良いじゃん!減るものじゃないんだから!」 ‡優希‡「だから!もう!やめてよ!」 優希は、涙ぐんだ。健は、涙ぐむ優希を見て桂太を止めに入った。 ‡健‡「桂太!優希が怖がっているから!やめろ!謝れって!」 ‡桂太‡「なんでだよ?」 ‡健‡「優希はクラスの一任なんだから!当たり前だって!今日は学校祭なんだから!協力しおうよ!」 その言葉に優希は、グッと来て涙ポロポロと出てきた。 ‡桂太‡「解ったよ!優希!ゴメン!」 ‡優希‡「いっ!いっ!良いよ!」 ‡健‡「優希!大丈夫かい?」 ‡優希‡「うん!」 健が小さな声で優希にこそこそ話をした。 ‡健‡「てか!なんで?女の子の声を出しているの?」
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