朝~

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朝、艶やかな夜明けに、僕は目覚めた。 何時もなら、時間ギリギリに起きるのだが、今日は、違うみたいだ。 完全に陽が昇る前だから、やっぱり少し肌寒い…。 『さむっ。』 思わず声に出してしまった(笑)。 『…れ、秋陽(あきひ)じゃね?』 ふと、家の前の通りに目をやると、クラスメイトの神谷秋陽(17)が、走っていた。 秋陽は俺の隣の席の奴。進級してから同じクラスになった。なんだかんだ言って、年上年下、男女関係無く仲良く成れる奴だ。 その秋陽が此方に気付かないかと眼見為てみる(笑) 『…』 案外気付かないもんなんだな。詰まんね。何て思ってると、 『おはよー』 って挨拶してきた。 『!ぅあ、わ、おはよ』 どもったし… 『(笑)じゃね』 行ってしまった。しかも笑われた…。なんか悔しい。どもってなんよ自分。 そんなこんなで、支度の時間に成ってしまった。学校で何言われるだろう…
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