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目が覚めると外はまだ暗く
カーテンの合間から差し込む街灯の明かりがいやに眩しかった
ただただ、ぼおっと天井を眺めて
また目を閉じた
目の前に広がる暗闇にしばらく身を委ねる
目を開いたのはそれから5分が過ぎようとしたころ
まだ疲れていたが、昼寝をしたせいもあり、なかなか寝付けない。
しょうがないので部屋の明かりをつけ、本棚から漫画を引っ張りだす
自分がバスケットをするようになって大好きになったバスケット漫画。
DEAR BOYS、スラムダンク…
そしてこれは青い背表紙、水色の表紙。
そして一人のお世辞にもバスケット向きとは言えない体格の少年。
「あひるの空」
アニメ、『スラムダンク』の次に出会ったバスケットはこれだった。
今になって読み返すと、「漫画のように濃い内容だったらどんなに…」なんて考えてしまう。
俺たちには俺たちなりの高校生活があって、それなりに楽しかった。
だけど悔いが残る。
いつの間にか泣きながら漫画を読んでいた。
明日は日曜だ。
今日はこのまま夜更かしするのも悪くないだろう――
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