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私はピーマンがきらいだ。
きょうのお昼マミーがごはんのときに出した料理をみて私はたおれそうになった。
それはおおげさだった。
ふらついた、くらいだった。
ピーマンの肉づめ。
あほか。
私がピーマンきらいなのを知っているのにこれを作るマミーはちゃれんじゃーだ。
きのうなんとなくわかった気がした、『ようは考えよう』を使ってみよう。
ピーマンは緑で苦いなぁ…
でも、この苦さにたえられたら『おとな』なんじゃないか。
これをたべれば私は『おとなのおんな』なんじゃないか。
がぜんやる気になった。
一気にたべてみた。
吐いた。
やる気になっても苦いものは苦い。
きらいなものはきらいだ。
私はまだとうぶん『おとなのおんな』にはなれなさそうだ。
でも、『かわいいようじょ』でいられるからいいと思った。
ようは考えようだ。
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