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「あ゛ぁぁ……」
保健室のベットで寝てた男子生徒がギリギリとぎこちない動きで上体を上げ始めた。俺達を白い目で見てくる。
「岡田……許せよ!!!畜生!!!」
メガネの男子生徒は点滴のスタンドを大きく振りかぶってかつては岡田と言う名前だった死体にスタンドを叩きつけ様とするが……
「……待て。俺が殺す」
俺がそれを止める。
「何でだ!!」
「俺が殺す……お前が噛まれる危険性も充分ある。だがコイツなら……」
ガチャッ!!
俺は手に持ったデザートイーグルをこれ見よがしに見せつけて岡田とやらの眉間を狙う。
「悪いな……せめて安らかに眠れ……」
ガウゥゥン!!!
ドバタン!!!
岡田は眉間を撃ち抜かれてベットに倒れ込んだ。……簡単だ……撃てば……目の前の邪魔者を殺せば生きれる……あの時と……変わる事が無いシンプルなルール………
俺はゆっくりとデザートイーグルを下ろした。
「た…竜宮?」
「……なんだ?」
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