読心術

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休み時間 中原は教室から出ていってしまった。 おいおい、せっかく話し掛けようと思ったのによ。 トイレか?まぁ、すぐ戻ってくんだろ。待ってよ。 「なぁ!お前名前なんてーの?」 ん? 知らねぇ男がいきなり話し掛けてきた。 「人に名前聞くときはまず自分から名乗れよな。」 「へ?ああ、わりぃ。俺は神田龍哉(カンダリュウヤ)ってんだ。お前は?」 何かやけに素直なやつだな。 (コイツなんて名前なんだろー?仲良くなりてぇー!) 心の中もそのまんまだし。
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