ケンカ

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っ!!? 見上げれば天井と仁科の顔しか見えない。 「ちょっ!何すんのよっ!」 あたしは必死に右手をブンブン振り回す。 けど、その力は仁科にとったらあっけなかった訳で。 簡単に両手を、あたしの頭上で仁科の片手によって縛られた。 「…っ! や…だ…」 改めて男の力を思い知らされる。 「…ホントは、こういうの、待ってたんだろ? 俺の外見だけで寄ってくる女なんかたくさんいたしな」 そう言うとすっとスカートの中に手が侵入してきた。 「…っ、…やだ…んっ…」 未だ冷たい目のままの仁科。 やだ… いやだ… 「…やだっ!!!」
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