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「はい、あかりが悪いと思うー」
「……はっ!?」
はい。
今ですね、優菜と中庭にいます。
あの電話のあと中庭で合流して先ほど仁科にされたことを全て話しました。
あ、もちろん仁科が実は西那グループの人間ってことは伏せて。
一応、…守んないと、ね。
…てゆーか!!!
「なんでなんでなんで!!?
あたしが悪いの!?」
前のめりになって話の先を聞こうとするあたしとは対称的に優菜はいたって冷静。
長いふわふわな髪の毛の先をいじり、考えながら話す。
「だってぇー、あかりは無神経なんだよー」
「……。
む、無神経……?…」
あたしはぽかんとしながら首を傾げた。
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