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「…てゆーかー」
「?」
「翔くんってホントにそんなことしたのー?
考えられないんだけどー」
あたしに、
疑いの目が、向けられている!
「なっ…ホントだよ!!嘘なんかじゃないっ!!!」
叫ぶようにして話ながら立ち上がって拳を握る。
けど、まだ優菜からは疑いの眼差しが。
「翔くんがそんなことやるなんて考えらんないー」
「!!」
一瞬立ちくらみがしてフラリとした。
まさか…信じてもらえなかったなんて……
あの仁科の王子笑顔のせいで優菜にまで信じてもらえない…
恐るべし王子笑顔!!
「…まぁー、」
優菜はお尻をパンパン払いながら立ち上がる。
「自分の行動で何がいけなかったかー、考えなよー?」
「…」
「考えなよー?」
「……………………はい」
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