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「あなたさっきしんだのよわたしがころしたのもしだったらいきかえらせてあげようか?でもあとじゅうねんだけねそのあとのじんせいはわたしがたのしんであげるからねそれでいいでしょう」
僕は「どうして?」って聞いた。それを聞いて女の人は凄く怒ったような顔をした。
「いやならしぬのよいますぐここでいますぐにそれがいやならあとじゅうねんいきてじんせいをたのしんであとはわたしにくれたほうがとくだとおもうんだけどなぁ」
僕は死ぬのは嫌だから「いいよ」って言ったんだ。そしたら女の人は凄く嬉しそうにニタァアッと頬を緩めた。
「いったないったなやくそくしたなおまえたしかにやくそくしたな」
女の人は更にニタァアッとして、僕はもう口が裂けるんじゃないかと思った。
「うれしいうれしいぃぃじゃああとじゅうねんごよあとじゅうねんごよじゅうねんたったらわたしのものよじゅうねんごのいちがつじゅうよっかのはちじさんじゅっぷんよおぼえていて…」
女の人はそう言うと瞬きの間にいなくったんだ。
しばらくするとまた電車が来た。僕は立ち上がったけれど、今度は誰にも足を持たれなかった。
僕はそのまま家に帰って、今日という日まで生きてきた。」
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