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いやいや、あの異様な姿なら、誰だって見つけたに違いないか💧
「スイカがお腹に入っとるねん。
レジ通ってないんやけど……もう捕まえんでもエエかなあ？とか思ってもて、躊躇してた💧」
「スイカ！？わちゃ～、そりゃ危ないやろ、ジイさんつぶれてまうぞ！」
同じ事を考えないでよ(￣▽￣;)
やっぱり親子だな(笑)
「まあワシが話しするわ。
店に戻り。」
そこで後は店長にまかせ、店内に戻りました。
店長はしかたなくオジイちゃんを事務所に連れていき、話しを聞くと……
「スイカが食いとぅてな……
でもスイカは重いで、バーサンが買ぅてくれんのや…。」
という言い訳からスタートしたそうな。
重いなら、パックに入ったカットスイカがあるやんかと言うと、
「あれは割高やからてバーサンがな……。
バーサンはスイカが嫌いじゃしな……。」
「金はバーサンが持っとるでな……。」
「孫が来るから、食わしてやりたい思ってな……。」
そんな言い訳を信じたわけではないし、例えどんな言い訳しても犯罪は犯罪だ。
が、こんな年寄りを警察につきだすことは出来なかった。
なぜなら、オジイちゃんのあまりにみすぼらしい身なり……さらに住んでる家を聞いたら……
本当は生活に困っているんだなという事が、容易に伺えたからだ。
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