3255人が本棚に入れています
本棚に追加
幸せな時間は 本当に あっという間に過ぎてしまう。
まだ夜が明けて間もないのに真奈美さんはホテルを後にする。
『大和君。
一緒に居てくれて ありがとう』
真奈美さんは そう言って笑った。
だから オレも笑って手を振ったんだ。
貴方は 罪な人だね…。
オレが真奈美さんの事を何とも思ってないと本気で信じてる。
でも それは オレが望んだ事。
本当は こんなに真奈美さんに夢中なのに…。
どうにもならない事を分かっているのに どこかで期待してしまう…。
バカだな…。オレ…。
そして オレは 30分遅れてホテルを出て そのまま家に帰った。
学校は 何か めんどくさくて行く気にならなかったんだ。
最初のコメントを投稿しよう!