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田舎に住む私だが。久しぶりに都会(名古屋)に赴きました。
慣れない電車を乗り継ぎ、野球観戦をしようかと考えたのです。
しかしここで問題発生。
強烈な腹痛に襲われ急遽トイレに。
以下トイレ内での出来事
「ふぅ~」…助かった。
この腹痛が治る瞬間が快感でたまらない。
しかしここからがメインイベントだ。
(あれ?紙…がない…)
目の前には
【紙はトイレ入口で購入して下さい】と書かれてる。
(入口の扉に貼れよ…。)
そう。
都市部のトイレは紙を事前購入しなければならないのだ。
しかし本気でヤバい。
せめてロールの芯があれば…いや経験上芯は痛い。裂ける
(嫁に助けを…)
いや、距離が離れすぎている。
かなり大声で何回も叫ばないと無理だ。
(冷静になれ…冷静に)
とりあえず盗撮されてないかカメラチェックだ。
…よし。ないな。
なぜか周囲を確認する私
まずは選択肢だ。
①不浄の手を使い、汚水で肛門を洗浄。
…インド式か
②そのまま何もなかったように下着を履く。
…これは自分との闘いになるな。
③隣の便器に移動。
…もしかしたら使いかけの紙があるかも知れない。
よし!
とりあえず③だ
まずは五感を使い誰も来ないか確認。
(見える!)
ニュータイプの私は誰かが来る気配を察知する。
(ふっ…やはり誰か来た)
シックスセンスを惜しみなく使います。
(今だ…急げ)
股関丸出しでコサックダンスみたいに移動します。
…あった!
しかし紙が無い。
廃プラと書かれた透明な抜け殻だ。
(これは…使え…う~ん)
一応悩みました。
次が最後の便器移動だからです。
(廃プラか…移動か)
廃プラで拭く位なら手でやるわ!
そう言い聞かせ隣へ移動…あぁしまった!
最初の便器ゾーンに財布を忘れてきた。
まずい…。
便器①現在→
便器②財布取得→
便器③目的地
この順で移動しなければならない。
一気にいけるか。
もうなんか肛門が叫んでいる。
「乾燥してます。早く拭いて下さいと」
いくか…。
まずは財布ゲット!
そしてすぐさま目的地へ!
(だれかきたー!)
とりあえず叫べ!
「わっしょい!わっしょい!」
不審に思い立ち止まったみたいで、時間稼ぎになりました。
そしてその便器には目的の紙があり…私は何もなかったように
その戦場を後にしましたのです。
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