始まりは突然に…

7/14
前へ
/19ページ
次へ
町に帰ったレイドが見た光景はひどいものだった。 『全滅』 一言で表すにはこの言葉が一番合っているだろうか。 町の建物は壊れ、煙をあげている。 更に周りにはたくさんの人達が倒れている。 たぶんこの人達はもう… 「なんだってんだよ… 町に何があったんだよ!!」 レイドはそう叫んだが、返事はない。 誰も生きている気配がしないからだ。 レイドが町を歩いていると、禁断の領域が開いている事に気付いた。 「いつもなら見張りの人間がいるのに… あの中で何かあったのか? …この状況で悩んでたって始まらない。行こう…」 レイドは禁断の領域に入っていった。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加