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町に帰ったレイドが見た光景はひどいものだった。
『全滅』
一言で表すにはこの言葉が一番合っているだろうか。
町の建物は壊れ、煙をあげている。
更に周りにはたくさんの人達が倒れている。
たぶんこの人達はもう…
「なんだってんだよ…
町に何があったんだよ!!」
レイドはそう叫んだが、返事はない。
誰も生きている気配がしないからだ。
レイドが町を歩いていると、禁断の領域が開いている事に気付いた。
「いつもなら見張りの人間がいるのに…
あの中で何かあったのか?
…この状況で悩んでたって始まらない。行こう…」
レイドは禁断の領域に入っていった。
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