旅立ち…

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リオン「戒はない…かな。 おまえはどうするんだ? これから……。」 リオンはコホロの口にくわえているタバコを取り上げて吸った…。 リオン「うめ―…… な……。」 タバコのうまさと、 隊の崩壊は… 二人の少年に深く… 脳裏に焼き付けていた。 コホロ「怒りが腹から 噴きでそうだ。」 リオン「復讐か?…。」 コホロ「復讐…。 さっそくオレは試されちまったな…。 人間は無意味な〔争い〕をなぜするんだ‼と お前に… 言いながら… かっこわるいよな… 父さん。」 二人は高台を後にした。 ある男に会うタメに。 リオン「聖域は、 現代の科学でいう… 酸素、二酸化炭素を 吸って、吐く、 循環の事を言っている。」 コホロ「ああ…。 輪廻だろ? 食物連鎖みたいだよな?」 リオン「二つの聖域を よりよく知りたいんだ。 それから決めようぜ…。 どの国につくべきか… 連合軍には…もう、 戻れないからな…。」 コホロ「戻りたくない…だろ?」 リオン「そうだな。同感だ。」 リオンが言葉をいい終った瞬時に何かを斬り裂き… 炸裂音と!砂煙が! 舞った! コホロ「まさか!!ヤツラか?」
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