旅立ち…

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時代は… 二つの聖域が対立し合う、 大混乱の渦の中。 連合軍の武力行使は 熾烈を極めた。 人々は爆発音に 耳をふさぐ 毎日だった…。 その世界を変えようと、 取り組む者達は、 校士験を受けるまで その道のりで… 生き抜く為に… 最大の修羅場である、 〔人間の瞬殺〕を 披露する場で、 ためらわずに 斬り裂いた者が リオンだった…ように、 復讐と平和に 溺れながら。 みな剣をふっていた。 砂煙が舞あがり… リオンが切り裂いた 鉄の塊が真っ二つになり… 地面に落ちた。 リオン「さっそく… 追ってのおでましか…。 銃弾が飛んで来たぜ…。」 コホロ「願い下げだぜ、連合軍……。 弱小隊の分際で このオレ達二人を 本気で止めようと、 引き止めようと、しているようだな。」 リオン「上官の指示だからだ。 オレ達、下役のおもさと実力なんか、戦線で把握してんのは指揮官だった、 (オレ達)だ。 部下にやらせるとはな。 どこまでバカにすりゃ…」 コホロ「おしゃべりも その変にしとかなきゃ」 リオンは剣を抜いた。 リオン「見ろコホロ‼」 コホロ「ハハ‼」 二人が見上げた視界には、 上官とその横にいる兵がいた
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