2007.2~

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稲穂道 (2007/9/30) . 君と並んで歩いてる 一面美しく光る稲穂 真ん中の一本道 熱い風が紅葉色に変わる 9月が去っていく . 隣の君のまだ半袖な腕が 何度も僕の手の甲に触れる 僕はその冷たさに驚いて なんとかしてあげたいと思う . 僕のジャケットを差し出したら きっと君は 「あなたが凍えるといけないから」 と言うだろう でも僕は少し強引に君の肩に服をかける . 2人同なじ 少し困った顔 でも決して交じり合うことはない 相当な勇気なのさ 君が凍えるといけないから . . 僕は君の冷たかった腕を思い出そうとする でも上手くいかないよ 理由は分かってる ずっとずっと長い時間が経ってしまったから . . 僕が君の肩を抱いたら きっと君は言葉なく 立ちすくんでしまうだろう でも僕は君の肩を離すことができない . 2人同なじ 少し困った顔 でも決して交じり合うことはない もう抵抗できないのさ この瞬間(とき)が二度とやって来ないことを 知ってしまったから . . 一面美しく光る稲穂 真ん中の一本道 もう少し 君と並んで歩いていたい .
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